このレビューはネタバレを含みます
面白設定が沢山あった映画
首都大阪とか、メガギラスの成り立ちとか
「おーはー!」が聞こえてきたときは現代のゴジラなんだなって感じがしてすごく良かった
少年が卵をゴミ捨て場に捨てようとするシーンには強く共感した
私でもそうする
違和感のない範囲でストーリーに落とし込んでて良かった
ただ、キャラに感情移入はしにくい映画だったかもな…
科学者達がテストしてない!って言ってるのに「信じてる」の一言で強制的に使っちゃうし
それで失敗したら怒鳴ってなじるのはちょっと好みでは無い
エンドの入り方も、それなら「あなたの力が必要なの」で終わらせても良かったんじゃないかな
折れてる腕を殴って「あ、ごめん」エンドはどういう感情で見ればいいのかわからなかった
女性が戦闘、男性が補助っていう関係性を描きたいのはわかるんだけど、そのために必要以上に女性を暴力的にしている気がした
悲しむだけのヒロインでは無いところはすごくいいと思うんだけどね
怪獣たちの闘いについても
「でもゴジラは核によって生まれてしまった怪獣だしなぁ」
「でもメガギラスはブラックホールの扱い方ミスって呼んでしまった怪獣だしなぁ」
と、人間の業が脳裏に浮かんでしまってあまり集中できず
かっこいい!より可哀想…になっちゃう
みんな反省してないんだもん
そう考えると平成vsゴジラの超能力少女は必要なキャラだったんだなって思った
ゴジラを恐れるのはわかるけど、憎むんだとしたら人間vsゴジラのみにした方がわかりよかったかも