80年代は古典ホラーに当時の現代感覚(バブル感と言ってもいい)を組み合わせた作品がたくさん作られました。
同じ吸血鬼なら「フライトナイト」、狼男なら「狼男アメリカン」、ゾンビなら「バタリアン」などなど。その中でも本作は突出して現代感覚の高い吸血鬼映画となりました。
監督はジョエル・シュマッカー、製作はリチャード・ドナー、そして脚本がジェフリー・ボームですね。
ジェフリー・ボームはこれ以前にクローネンバーグの「デッドゾーン」、ジョー・ダンテの「インナースペース」を手掛け、これ以降はリチャード・ドナーの「リーサル・ウェポン」シリーズ、更に「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の脚本を書いた天才脚本家です。
僕は彼がきっかけで脚本家に注目するようになり、おこがましくも自分も脚本家になりたいと夢を見させてもらいました(叶いませんでしたけどね)。
そんな彼は2000年に心不全の為突然亡くなってしまいました。53歳という若さでした。残念でなりませんね。もっと彼の作品を観たかったです。
