ジャイロ

第三の影のジャイロのレビュー・感想・評価

第三の影(1939年製作の映画)
3.8
『影なき男』シリーズ第三弾

『第三の影』

原題は『Another Thin Man』

今回は今まで以上にカオスな状況

なるほどね。ワンパターン化しないあたりがシナリオの妙ですね。

いつもの夫婦漫才に赤ちゃんも加わります。アスタも健在。それにしてもニックの友人、毎回手癖が悪すぎて笑える。

あと、ダムダムというキャラクター。この人どこかで見たことあると思ったらアブナー・ビーバーマンですね。『ヒズガールフライデー』『レオパルドマン』にも出てました。実に味がある。こういう俳優さん、好きです。

それにしても、前作に続き今回もナイトクラブで魅せてくれます。

マネキンかと思った

面白いダンスです。こんなダンスもあるんですね。マネキンがぐるぐる回るのをじっくりと味わえます。

アスタもしっかり活躍してましたよ。芸達者犬。

今回のパーティーはベイビー・パーティーなんですね。なんてかわいいんだ。あのほっぺ。つっつきたい。ぷにぷにしたい。

そして今回も読めなかった。まるで名探偵コナンのようなラストの種明かし。一捻りしていて面白かったです。でも少し強引かな?真相が意外すぎて最初受け入れられなかったもの。ラストにヒヤリとしますがそこはそれ、このシリーズはハッピーエンドにしかならないのです。

シリーズものって高評価になっちゃいますね。仕方がない。愛着沸いてきちゃうからね。