天鵞絨

雨の訪問者の天鵞絨のネタバレレビュー・内容・結末

雨の訪問者(1970年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

話は釈然としないところがありましたが、音楽、カメラワーク、照明や小道具、演出が粋です。じっとりとした薄気味悪さも最高です。映像美とも言える構図。特にラストシーンなんて……
正直ラストのガラスが割れるシーンのために撮ったのでは?と茶化したいくらいにステキでした。


実は男の追っていた事件とは別に、別の事件が発生していたという事実が明かされます。思い返せば、砂浜でマドレーヌが検挙されていたり、脱走者の特徴が食い違っていたり、パリでドブスが言った言葉の意味が分かるなど……納得できるものです。

序盤で犯行現場を描写し、じわじわと犯人を追い詰めていく様は『刑事コロンボ』を彷彿とさせますね。
天鵞絨

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