tristana

雨の訪問者のtristanaのレビュー・感想・評価

雨の訪問者(1970年製作の映画)
4.0
今回はアメリカから来た刑事で、押し出しの強いイケイケ風ブロンソン。マルレーヌジョベールが家に帰ると必ず我が家みたいな顔で寛いでたり度を超した付きまとい行為。ジョベールが部屋に隠れてると知りつつ時間かけてワイシャツを脱いで上裸をたっぷり見せつけ、ベッドに押し倒して動作のでかいジャンプ、仁王立ちの示威行動。カギ捨てられてダッシュで車に追いつくところも敏捷な身のこなしだけどなぜか笑ってしまう。神経症ぎりぎりのピンキーみたいなジョベールも1日でアル中になったり、暴行魔を殺したことも本気で忘れてそうなボーダー感。クルミの殻を窓に投げてガラスが割れたら愛してる。なんだそりゃ。パリの娼館で誰も知らないのにそれやって床這い回らされてた。当然ジルアイアランドも嫌な女の役でバーター出演。狼は〜もパリは霧にぬれても美しい映画だけど、この一層混沌とした気が散る感じも良い。
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