バタコ

ある結婚の風景のバタコのレビュー・感想・評価

ある結婚の風景(1974年製作の映画)
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結婚だけではなく、愛そのものがテーマ。気になったことば、考えたことなどめもる。
○「無邪気さとパニック」 
マリアンヌの「愛とは何か」のインタビューでの答え「夫婦に必要なのは思いやりの心と慈しみとユーモアと寛容の心。相手へのほどよい期待。それがあれば愛は関係ない」
○「絨毯の下を掃除する方法」
マリアンヌのクライエントは結婚して20年後に愛がないから離婚したいという。でも、愛が何かわからない。愛ってなんだろうと考えはじめるマリアンヌ。1話目の達観した愛の考え方から少しずつ変わっていく。 
○「ポーラ」
夫婦の関係は一瞬で壊れるのではなく、わかったときには周知の事実だったという・・マリアンのショックに共感する。夫は子どもに関心がないのか?
○「涙の谷」
○「無知な者たち」
○「夜中のサマーハウスで」
マリアンヌ曰く「人生を受け入れ楽しんでる。大切なのは常識。それと感情。両立するわ。それと経験。人間が好き。駆け引きが好き。」
女のたくましさをわけてほしいというユーハン
たくましくなっても不安で悪夢をみるマリアンヌ
マリアンヌのことば。なんなら、第1話の「愛」の質問への回答にもどっている。経験がプラスされてだけ。199分も観たのに。そもそも解決できない問いにずっと振り回されただけってこと? 「愛」って、岸辺露伴でいう「くしゃがら」みたいな言葉ってこと? 二人とも平穏をとりもどしたならそれでいいけど・・・
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