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素晴らしき哉、人生!のlollipopのネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

前半は、ジョージ・ベイリーの人生で、後半は、クラレンスが現れて、翼を授かるためにジョージの自殺を止めるという内容だ。

私がジョージの人生を見てる時に、やっぱり、悲劇が起こって、辛くて、自暴自棄になってもおかしくないと思っていた。だけど、クラレンスが現れて、どんどん、ジョージがいない世界が進んでって、そっちの方が空虚だと気がついた。小さい頃に命を助けた弟も亡くなって、間違えて劇薬を渡してしまったガウワーさんも逮捕され、友人同士の繋がりもなかった。ジョージが自分の人生に戻った時、周りの優しさが集まって、小さな光が大きく包み込んでくれる感覚だった。

初めて、モノクロ映画で泣いた。どんな時代でも、みんなこんなふうに悩んでいるんだと思うと心強い。自分がいなければ、と思うこともあるけど、この映画を思い出して、明日も生きようと思う。
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