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素晴らしき哉、人生!のKentFのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.3
観る側はまず、一つの悲しい“結末”を知らされる。その結末までが第一幕とすれば、そこから巧妙な第二幕が繰り広げられる。
誠実に生きることへの至極の讃歌。世知辛さの中でその生き方を諦めかける人々に強い希望を与えるヒューマニズムの傑作。
ジョージに語りかける天使クレランスの描写は実に象徴的。
イタリア出身のF.Capra監督に聞いてみたいのは、幼少期の黒人メイドの存在に込めた意味。単なる時代描写か、それとも風刺か。
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