このレビューはネタバレを含みます
エセフェミニズムというか、時代の違いこそあれど、男女の二元論的な方向に回収されてしまう危うさがあって入り込めなかった。
嫌な性欲を向けてきた、実行した男たちを殺すのは全然いいけど、もう全てがどうでもよくなって、パーティのシーンで無差別に男を殺すのは分断を煽っているようにしか見えず…。
男の特権性をある程度理解しているつもりだけど、監督が男だからフェミニズムを履き違えていて〜、という見方にもなってしまうのも良くないと思う。
ダイアナ妃コスの男を打って、カツラが取れるシーンと、深夜の5vs1の描写は良かった。
無敵女のリファレンスとしてオッティンガーの「アル中女の肖像」を見返したくなった。