ぼぞ

野良犬のぼぞのレビュー・感想・評価

野良犬(1949年製作の映画)
4.4
うっかりスられたコルトによって次々と強盗殺人事件が起きていくって言うあらすじがもう面白い。
登場人物の背景もしっかりしていて犯人にも同情してしまうけど、佐藤の「一匹の狼のために傷ついたたくさんの羊を忘れちゃいかん」と言う言葉がとても刺さる。
でもよくよく考えるとジョーカーの対極にある発想で頭を抱えてしまう。
とても難しい。
全然関係ないけど白い麻の背広を着た27、8の男多すぎてちょっと笑っちゃった。
黒澤明といえば時代劇なのかも知れないけど、私はこういう風刺のあるような現代劇の方が好みかも知れない。
めちゃくちゃディープな街並みは本当に当時の街並みらしいし、並木ハルミ役が頑固そうな若いおばあちゃんというイメージのある淡路恵子でビックリしました。
ぼぞ

ぼぞ