ぼぞさんの映画レビュー・感想・評価

ぼぞ

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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

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前評判は賛否両論で私の母も不評だったので全く期待してなかったけど、私はめちゃくちゃ好きでした。
なんなら一作目よりよかったのでは?
環境によって狂わされたアーサーがジョーカーとして支持を集めるも、結局
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ピアニスト(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ワルターは堅物なエリカを落とすゲームくらいに思ってそうだし、そういうのを見抜いてのエリカのあの態度なのかと思ってたので、トイレのシーンあたりから呆然としてしまった。急展開すぎる。
エリカは母親の過干渉
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福田村事件(2023年製作の映画)

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序盤はなんだかよく分からない感じだったけど、地震が起きてからは「やめてくれ」となる展開。
関東大震災の朝鮮人虐殺については正直あまりよく知らなかったけど、巻き添えで方言を話す日本人までこんな事になって
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

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赦しとはなんなのか。
前科者は神学校に入れないってなんか矛盾してる気がする。
嘘をついていたことは良くないけど、町民に感謝され犯罪も犯さず、何が問題なんだと思ってしまう。
「ルールは時代ごとに変えてい
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ペパーミント・キャンディー 4Kレストア(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公がどうしてこうなったのかを遡っていく映画。
まさか花を愛でるカメラが趣味の青年だったなんて思いもよらなかったのであまりの別人具合にびっくりした。
でも犬を蹴るシーンでこいつにどんな辛い過去があろ
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

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全然意味わかんなくて、前半は眠気と闘いながらみてたけど、気づけば思いもよらないことになってたみたいなグラデーションがすごい。
どんでん返しというほどではないけど、最後までみると、たぶん2回目の方が面白
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ラストマイル(2024年製作の映画)

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まだまだ上映終わらなそうだなと思ってたらだいぶ遅くなった。
野木亜紀子脚本の作品はキャラクターが魅力的すぎる。特に女性キャラクター。
完璧じゃなくて悩みを抱えてて、でもそれをちょっとでもマシにしようと
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

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怖すぎて割とずっと涙目だった。
何と政府の戦争なのか、何が目的なのかは説明はないけど、有色人種が殺されているのは明らか。
自分が人種差別される側なのだと意識すると尚更怖い。
あまり前情報を入れない派な
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

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アジア系の日本人は心してみた方がいいという注意を以前みかけたけど、想像以上。
相当ダメージくらって、うまく呼吸ができなくなる。
自分も被害者になり得ると思うとあまりにも怖すぎる。
白人至上主義者は黒人
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アザーズ(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゴースト視点なのが面白い。
想定外の視点ですごく新鮮。
グレース以外みんな死んでるんじゃ…と思ってたけどみんな死んでたし、ゴーストと思ってた人たちが生きてるという設定が面白すぎる。
インシディアスでや
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ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

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想像を絶する面白さだった。
ティムバートン作品で育ったのでダニーエルフマンの曲聴くとワクワクが止まらなくなるけど、そのワクワクが最後の最後まで持続した。
私が大好きだったティムバートンとその世界が復活
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

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BTTFとハロウィンとスクリーム。
襲われる恐怖と時代よる価値観倫理観の違いへの恐怖が共存してて面白い。
母親にあんなに反抗的だったのに倫理観はちゃんとしてる主人公が良い。
手軽にサクッと見れて面白か
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

3つのkindnessとkindnessみたいなの、のダブルミーニング。納得。
支配される者の3つのお話。
超ハイクオリティな世にも奇妙な物語みたいな。
一章はちょっと変だけど「なるほどね〜」みたいな
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Shirley シャーリイ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何の情報もないまま観に行ったのでフィクションではあるけど、実在した方だと知りびっくり。
しかもスコセッシも関わってたみたいでまたびっくり。
どうやら冒頭に登場する作品が下敷きになっているらしく、読んで
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

エイリアンシリーズは2までしか見てないけど楽しめた。
ちょっとジャンプスケアが多くて卑怯なのでは?とも思ったけどホラー好きとしては満足です。
とにかくキモい描写うますぎて本当にキモい。
ルークが登場し
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フォールガイ(2024年製作の映画)

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めっちゃ面白かった!
スタントマンへの敬意を感じるし、ディープフェイクへの問題提起もあり、犬への配慮も忘れない。
ハードロックにアクションで最高じゃんと思ってたら、テイラースウィフトを熱唱しながら泣い
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来る(2018年製作の映画)

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オムライスが来てたってこと?????
血まみれだった画面がオムライスで浄化?されるのめっちゃ良かった。
日本人が描くトンデモジャパンみたいなのも大味で良かった。
見せ方とか展開は結構好きでだいぶ面白か
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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自分自身の性的嗜好を受け入れられないのか、後悔や辛かった過去があるのか鬱屈とした雰囲気のお父さん。
性への興味が湧いたり嗜好に目覚めたような娘。
二つの軸が同時に描かれていて、余白がたくさんあって如何
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サユリ(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作未読でみたらなかなかのとんでも展開でびっくり。
ジャニスみたいな容姿のばあちゃんが精神論で霊と戦うと思いきや、成仏するより根本を正さねば意味がねえと拉致に至るのおもろすぎ。
かと思ってたらサユリの
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

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主題歌目当てで観たけど思いの外面白かった。
海外のホラー映画が好きな人が作った映画みたいだな〜と思ってたけど、観進めるにつれて、聖なる鹿殺しとヴィジットのマリアージュという感じで好きでした。
なんなん
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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キショすぎ。キショさの濃度が濃すぎる。
被害者も親の育て方も悪くないし、規制を掻い潜って加害を加える加害者の方が確実に悪い。
唯一の良心の持ち主が現れたけど、あんな当たり前のことしか言ってないのに涙が
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蛇の道(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

新島が狂った宮下が人を殺しまくるのを見て楽しんでいる変態なのかと思ってた。
でも児童ポルノ?売春?を行っていた宮下へ復讐する話と分かりなるほどな〜となった。
昔から思ってたけど、香川照之の歩き方って怖
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

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働くことに向かずちょっと変わったおじさんよりも、会社を持ってて自身をまともと思っている両親とその周りの金持ちの方がよっぽど変だった。
なんならおじさんが変なんじゃなくて社会の仕組みが変なんじゃないかと
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マイクロアグレッションの映画。
ステレオタイプな黒人像を求めることも立派な差別。
黒人2人の意見をきかず「黒人の声に耳を傾けるべき」と言って白人3人の意見が通るシーンは呆れちゃうし、結局黒人が殺される
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

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ドラマ作品の結構複雑な設定を知ってて、X-MENも観てないとついて行けないようになってるのってますます意地悪だなと思う。
オープニングとドッグプールの諸々と全然関係ないマッドマックスは結構笑えたけど、
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暗殺の森(1970年製作の映画)

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ベルトルッチの映画だ〜と思って観たけど、せめてあらすじくらいは読んでから観るべきだった。よくわかんなかった。
解説色々読んでまた観たい。
でも画はどこで止めても絵画みたいで美しかったです。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

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今の日本じゃんとしか思えなかった。めっちゃ怖かった。
ヤバいやつを面白おかしいタレントのように扱い「はっきりとした物言い」「本当はいい人」とか言って持ちあげる。
アイドルがナチスの制服を模した衣装を着
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

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前2作の記憶があまりないまま行ったけど十分楽しめた。
死を覚悟した人間は強い。
ざっくりいうとピザを食べに行くだけだけど、それまであまりにもスリルがありすぎる。
音を出してはならない緊張感の中、絶妙な
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

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面白かったけど最後の決着がよくわかんなくて、どうゆうこと?と思ってたら終わっちゃった。
もうちょっと人間ドラマが欲しかったし、時間が足りなかったかなというか、説明が足りなかったというか。
後半がバタバ
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

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ずっとよく分からなかった〜。
でもみんな演技が過剰なのがなんか面白かった。
お母さんは「何がジェーンに起こったか?」のベティデイヴィスみたいだった。
妊娠したことに対して「俺は構わないぜ」って返答は本
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イゴールの約束(1996年製作の映画)

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言語化できない感情がいっぱいで本当に胸が苦しい。
完全にお父さんに縛られてて、DVのそれ。
手を差し伸べたい気持ちになるけどどうすることもできないもどかしさ。
ダルデンヌ作品は私たちを傍観者でしかいさ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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劇場でやってた頃に美容師さんにゴリ押しされてたやつ。
苦手な気がするなと思ってたけど案の定。
これも愛というのはわかるけど、あまり肯定したくない気もする。

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

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ちょっと長いな〜と思っちゃったけど面白かった。
結局謎の巨大生物より怖いのは人間。
ミスト的なメッセージが良かった。

ロブスター(2015年製作の映画)

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恋愛は強制したとてうまれないし、禁止したとて芽生えてしまう。
自然に意思とは関係なく芽生えてしまうもの。
そして何を犠牲にできるのか。
恋は盲目なラスト、なかなかでした。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ユダヤ人なのに六芒星のネックレスをするものなのか…?偶像崇拝になのでは…?という疑惑から「生存者はワーグナーを好まんだろ」で確信に変わった。
認知症という設定が効いてた。
しかも恐らく2人が過去を反省
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

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「ブレーキランプ 5回点滅 アイシテルのサイン」
もっとリュックが落ちないように胸元のベルトとかつけた方がいいと思うし何なら柱に巻きつけたりした方がいいし、ドローンの充電は切れるのにスマホの充電は全く
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