ぼぞ

籠の中の乙女のぼぞのネタバレレビュー・内容・結末

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

社会から断絶され、一般教養と倫理観と性にまつわるあれこれを排除しすぎた結果、ちょっとずつ性奴隷のようになっていく長女が不憫。
性的な行為はモノと引き換えにするものではないのに、そういうものだと認識してしまっているのがもどかしい。
犬歯は抜けたというよりは折れてたけど、長女からしたらハッピーエンドなのでは。
性教育ってなんとなく教育の中の1ジャンルみたいな認識だったけど、「これをされたら嫌」とか「嫌なことは断っていい」とか、当たり前の教養の同一線上にあるものなんだなと思った。
教育って本当に大事だし家父長制って本当にいらないなという感じ。
地味に衝撃なのは長女がいなくなってから、門のところで子供たちと一緒に吠えてたお母さん。
あれは父親の設定を守っていたということなのか、本当に信じているのか。
ぼぞ

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