真栄田

野良犬の真栄田のレビュー・感想・評価

野良犬(1949年製作の映画)
3.9
超面白かった!!

7発入りのコルトをスられてしまった新米刑事が
自分のコルトを使って強盗や殺人を繰り返す犯人を、ひたすら追い掛ける傑作サスペンス

全体の1/3辺りで、志村喬演じるベテランの佐藤刑事が登場してから捜査が急速に進みだして
「この人、頼りになるわぁ」とか思った
村上刑事(三船敏郎)と佐藤刑事のバディ物として観ると、なんとなく『セブン』に近いかもしれんっす

クライマックスで、村上が犯人を追い詰める時
近くの民家からユックリした曲調のピアノの音が聴こえる演出が、逆に緊張感を強めてて巧みでした

追う方も逃げる方も野良犬
ただ、どれだけ困窮した状況でも、一線を超えて犯罪を行なってしまうか否かの境界線が主人公と犯人を分けたんだろうな
とか思いました
真栄田

真栄田