ゆきひろ

信さん・炭坑町のセレナーデのゆきひろのレビュー・感想・評価

5.0
まずこのジャケットのセンスのなさ…観る気は起こりません。
小雪さん見たさに録画し、なんとな~く鑑賞…

何で知らなかったんだ~!この映画を~!
架空の炭鉱町のお話です。小さな島の…今注目の軍艦島みたいな。
そこにバツイチ小雪さんと息子が出戻りです。時は昭和38年。
その親子に絡むのが息子の友達になる、そしてタイトルである[信さん]です。まだ小学生の汚い悪ガキです(笑)
なぜか悪ガキの[信さん]に共感?…
[信さん]は喧嘩が強い。そしてどんなに親から殴られようと決して泣かないんです。人前では…
その[信さん]が小雪さんの前で初めて涙します。

多分ですが本作を知らない、観ていない人は多いと思います。
同じく昭和を題材にした作品では【三丁目の夕日】がメジャーですね。
ただ舞台がメジャーな東京とマイナーな架空の炭鉱町の違いです。
昭和が変に美化もされてなく昭和の作り込みはこちらの方がよりリアルです。
俳優陣も超豪華迄はいかないが有名処も多数出演しています。
小雪さんの息子は池松壮亮、ラストサムライ以来の親子です(^-^)v
見事なのは朝鮮人役の子役から柄本時生への成長です(笑)
初恋、友情、別れ…色んな感情が見事に表現されています。
小雪さんのバッティング…アン・ポン・ターン!に涙です(T-T)
ゆきひろ

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