kazマックスグローバーレッド

サムシング・ワイルドのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

サムシング・ワイルド(1986年製作の映画)
3.6
『羊たちの沈黙』ジョナサン・デミ監督が80年代に撮った「ニューヨークで前途有望なサラリーマンのジェフ・ダニエルズが謎の黒髪おかっぱファム・ファタールのメラニー・グリフィスと出会ったことで散々な目に合う大都会の巻込まれ型アドベンチャー」。中盤で出てくるレイ・リオッタが若い、悪役がしっくりきている。

マーティン・スコセッシ監督の『アフターアワーズ』が深夜のサラリーマン巻込まれ型アドベンチャーなら『サムシング・ワイルド』は白昼のサラリーマン巻込まれ型アドベンチャーといったところか。まぁ『サムシング・ワイルド』も夜のシーンがありますけど。

『メジャーリーグ』で有名な楽曲「ワイルドシング」の2種類の別バージョンが劇中に流れて特にエンドクレジットのやつが陽気で好き。

映画に出てくる黒髪ショートボブのファム・ファタールといえば古くは『パンドラの箱』のルイーズ・ブルックスから90年代は『パルプ・フィクション』のユマ・サーマンに『クライングゲー厶』のミランダ・リチャードソン、次点ではタバコ吸って汚い言葉使って『レオン』に怒られる ちょいワルお嬢ちゃんナタリー・ポートマンに『アメリ』の不法侵入ストーカーメルヘン女の子オドレイ・トトゥや『シカゴ』のキャサリン・ゼタ=ジョーンズなんかもいたね。