じゅんP

サムシング・ワイルドのじゅんPのレビュー・感想・評価

サムシング・ワイルド(1986年製作の映画)
3.8
ジャンル丸ごと食わず嫌いして観ない人にこそ、勧めたくなるラブコメ。

万引きや無銭飲食なんてつまらない方法で退屈な毎日に抵抗してきた主人公チャールズが、退屈な毎日なんて仮想現実ぶっ壊してくれるルルと出会い2人でそれぞれの過去を清算、本当の抵抗と充実の毎日に目覚めるまで。

ラブコメ、とは言ったもののジャンルレスで、見え方やテイストが変幻自在な括られない奔放さが最大の魅力。たとえばレイ・リオッタ演じる悪役レイ、めちゃくちゃ怖いんですけどすぐガサツに笑いを取りに来る愉快な子なんです。まあ怖いんですけど。

また、音楽がそこで生きている映画でもあり、劇中の人々の生活に、聞こえてくる音楽が自然と根ざしていた。
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