劇場で、2回観た作品。
個人的に、かなり好きなフレーズが(セリフが)沢山ちりばめられており、変にくせもなく真っ直ぐに観られるので少し気分が乗らない時などに観るとかなり元気づけられる。
まず、ひとつ言いたいことがこれを観たあとに、
サーフィンしてみたくない人いるの?
ということだ。
作中何度も出てくる、ボードの上で優雅な時を過ごす光景。大好きなセリフのひとつ「これがサーフィンだ。これ以上があるか。」というセリフは、シンプルながらも鳥肌の立つ至高のセリフであり、琴線に触れるかなりセンシティブな一言である。
また、進行方法がインタビュー形式というこれまた斬新な手法で、カメラや、撮影制作陣がありきでの映画ということをあえて映像作品で行うユーモアの詰まったもの。
各キャラクターの、個性もかなり綿密にかつカッコよく際立たせ合いながら非常にうまい具合であった。
2007年の映像技術とは思えないほどの精緻さと、映像美には毎度見る度に驚かされ、SONYピクチャーズフルCG第2作目ということもあって非常に満足させられる1本。
粋がつまった、いわば遊び人の至高の1本をぜひどうぞ。(軽い宣伝になってしまった。)