シリーズ中では一般的な評価は低めのようだが、個人的には好きな一本。
肝心のテロリスト犯人グループの面々があまりにも貧相なのは残念だが、警察側のキャラクターはなかなか魅力的。
初の女性の相棒となるムーア刑事(タイン・デイリー)のチャーミングさ、前半の相棒を務める如何にもアメリカン公務員感のあるフランク(ジョン・ミッチャム、兄はあのロバート・ミッチャム)のリアリティー。
終始イライラの対象でしかない本部長(ブラッドフォード・ディルマン)、部長(ハリー・ガーディノ)の安定感。
ジェリー・フィールディングのフュージョン感あふれるスコア(特にオープニングと、屋上での追跡シーンのスコア「Rooftop chase」)も最高。
テレビ版の吹替は山田康雄、戸田恵子を筆頭に脇役までベテランで固められており、昔のアニメ好きな人も楽しめる布陣。