このレビューはネタバレを含みます
交差する警察とマフィアのスパイ、ずっとドキドキな一作
ハリウッドや日本のドラマでもリメイクされている、脚本が光る作品。
互いに正体がバレないよう生きながらも、自分がどう生きればいいのかを悩んでいく様がかっこいい。
ただ、マフィア側の兄弟間の絆や、ラウが正義の道を決めるまでの過程がもう少し深掘りされていると感情移入できそうだった(続編で触れられる?)。
タイトルの無間道は、生き残れたものの正義の道にはいけなかったラウのことだろうか。
ここも対比(死んでしまったけど自分の道を貫けたヤンとの)になっていて良いなと思った。
総じて、かっこいい男の駆け引きと生き様を描いた脚本光る一作だった。数多くのリメイクにも頷ける。
【余談】
日本のドラマを観てからの視聴。
ドラマの方は尺も長いため、さらに深掘りがされていて面白い。
ただ、そんな脚本が10年以上前に出来ていたことが凄い。