このレビューはネタバレを含みます
トニー・レオン演じるヤンがかっこいいという意見が多く見受けられるが、
自分はラウがなかなか好きだなと思った。
潜入という枷があることによって、
メインの2人はかなりストイックな生活を強いられている。
その上でさらに過酷な命運を背負っているため、
人の生き方としての正しさも考えさせられてしまう。
2,3と続編があるため、
それらを見ればまた感想が変わるのかもしれない。
無印だけ見ていて思ったことは、
この2人には他に活きる道がなかったのかという点である。
彼ら自身望んで進んだ結果とも受け取れるが、
それにしても無慈悲なラスト。
しかし作品としてのエンタテインメント性が高く、
スリルと衝撃の連続に飽きさせない作品だった。