エンドロール

はなればなれにのエンドロールのネタバレレビュー・内容・結末

はなればなれに(1964年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴダール追悼映画祭。
なんだなんだ、こんなに普通に面白かったっけ?最後にスクリーンで観たのは20数年前?今は無きテアトル銀座だったはず。大体忘れていたが、名シーンが多すぎて大興奮。ダンスシーンやルーブル疾走は言わずもがな、沈黙チャレンジで無音になったり、アンナさんのヘアスタイル生チェンジなど。レイア姫風の髪型は「時代遅れだ」とわざわざ回し手紙で指摘されてしまう!そして音楽がミシェル・ルグラン!
アンナさんの美しさは作中でも触れられていて、男2人も夢中なくせに影ではひどい言いよう…。頭の弱いバカ女扱い!
普通にフランツがおすすめなのに、何故かアルチュールに惹かれるオディール。理屈じゃないんだな。心変わりも早い!アルチュール役のブラッスールは、後に「ラ・ブーム」に出演していたとは!
ラスト、あんなに「続編に続く!」な感じなのに作ってくれなかった…。
原作が文庫で出たそうなので読んだらまた観たい。