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ショート・カッツの遊のレビュー・感想・評価

ショート・カッツ(1993年製作の映画)
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小細工の無い、ひたすらにプレーンな群像劇
「群像劇」であることの面白さだけで3時間観せ続けるのだから、物凄い脚本なんだと思う

9組 そもそも9組ってすごい、9つの物語は少しずつ交差するもどんどん結びついていくわけではない、そして分かりやすく共通するテーマも見えてこない その「テーマの見えなさ」がめちゃくちゃ良いなと思った 人生にテーマとかないしね、っていう大いなる救いを勝手に感じた
映画だなこれ、演劇ではできないなこれ

同じ3時間の群像劇でも、観たあとの高揚感は圧倒的にマグノリアのほうが凄いけど、何度も繰り返し咀嚼したいのはこちらかも
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