ショート・カッツの作品情報・感想・評価

「ショート・カッツ」に投稿された感想・評価

あー

あーの感想・評価

5.0
最高の群像劇
一つ一つの小ネタでにやにやしながら3時間だらだら観てたけど全く飽きない
最後に流れる「人生の囚われ人」は、この物語だけでなく実際の人々の人生を表してるような名曲だし、これ以外のchillな曲も最高
もし自分が監督になったらこういうの作りたいなって思う映画だし、これを目指して映画を作った人も結構いると思うけどやっぱりアルトマン級の才能がなきゃ無理だわ
映像技術ではなくセンスが核となる作品こそ作れる人限られる
間延びすんのすら計算のうちのような
全部絶妙
こんなの無敵じゃん
myco

mycoの感想・評価

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ロバートアルトマンの短編小説を基にした、3時間超えの長編群像劇!

出演者が多くて時間も長いけど、全く長さを感じない!!!
キャストが豪華だからこんがらがる事もなくわかりやすいし、長々ダラダラという感じが全くないからあっという間!

ジャックレモンが出てきた時の安心感、なんなんでしょう♡

どうしたって明日は来るんだな、じゃあちゃんとしなくちゃなって少し考えさせられた。
演出におけるアイデア、脚本、役者の演技のアンサンブル、共にパーフェクトと言える映画でロバート・アルトマン作品としてはかなりの長尺。それでいて代表作『マッシュ』『ザ・プレイヤー』を凌ぐほのぼのとした残酷劇である。🪓

登場人物の多さと映画的過剰さでは『マグノリア』に軍配が上がるが、こちらの方が監督自身が丁寧かつ愚直に「説明」してくれてる感じで全く違和感は無い。ティム・ロビンスとロバート・アルトマンの相性の良さは抜群である。何か不穏なムードが特徴の映画であっけらかんとした狂気を秘めたカルト作品のようにも思えてくる。👻

よく考えたら山下敦弘の『松ヶ根乱射事件』にも近い地方都市のグロい、エグい部分を敢えてコメディタッチで抽出した作品とも言える。ひたすら壊れた人間関係に焦点が定めてあってそこら辺も『松ヶ根〜』と相似。最終的に「人殺し」に行き着くというオチもまた、壮絶…。😔
janrobot21

janrobot21の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アルトマンの多人数群像劇映画の傑作。、

ストーリーは、害虫駆除の殺虫剤を街にばら撒くヘリコプターから、20名以上の街の人々が絡む群像劇。

人々が自分の生きたいように生きる様を描く。それは最初の殺虫剤の影響なのか街の持つ特性なのか人間の業なのかは分からない。
それは、滑稽であり、どこか変。死体が見つかっても平然としている。

ただし、ストーリーが進むに連れ、人々のストレスは徐々に溜まっていく、ラスト、街全体の地下に溜まったストレスは地震により最後は爆発する。
またヘリコプターの音が聞こえ、ストレスが溜まっていくことが暗示される。

最後が不条理的に終わるのは、アルトマンを敬愛するポール・トーマス・アンダーソンの『マグノリア』にも影響を与えた。
けっこう好きだったけど、ミドフライ始まりなのに、ミドフライどこいった感はあった。生と死とか、性とか、欲とか、なんか人間的な部分に触れててよかった。
直訳すれば(近道)(直路)あたりのタイトルを(細切れ)という日本語に訳してみれば、よりアルトマン的な気がいたします。

ロバート・アルトマン『ショート・カッツ』

料理も(細切れ)にしてくれた方が隠し味を咀嚼しやすい。
味の嗜好は人それぞれですが。
相変わらずのAltman監督作品でスタイルが面白くてキャラクターも好きだけど、他の映画のように受けてない。結局内容がなすぎるかもしれない。勧めないこともない、ただ傑作でもない、あと「ない」が多すぎないじゃないか、この僕のレビューに。
やん

やんの感想・評価

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カーヴァーは、胡椒くらい

女たちは生きてて 
会ったこともない23才の女の子に感情移入し
子を抱きながらテレクラでバイトし
寝たきりの子供の名前を呼び続け
旦那でもないお金がある男と旅行にいき
笑いながら罵る。

男はヤりたい
馬鹿にされたくない
伝えたい
話を聞いて欲しい、、、

演出うまいなーと
パンツが食い込んだ仕草とか、ドライヤーとか、ヌードモデルの表情とかうまいな
クローズアップもお好み

一人ひとりの物語は
つながってるようでつながってなくて、つながってる。熱帯魚1匹だって未来を変えるし、犬が吠えただけでも愛し合う2人ができるかもしれない。風が吹けば桶屋が儲かるかもしれない。
部屋が荒れたらカーペットが白くなるかもね!笑
懸賞に当たったのか、押し売りか

死ぬ人も
死にたい人も
生きる人も
生きづらい人も

どーしよーもねえな、こいつら
どーしよーもなく生きるしかねえな

カーヴァーの原作とは違うものとして
ちょっと面白かったです。
てつじ

てつじの感想・評価

3.6
20人以上の人物の人生を、紡がずに絡ませる。一つの事件が、ある人物には一大事でも、別の人物の視点ではほんの些細な出来事であり、その繰り返し積み重ねが人生なのだと言われているように感じた。アルトマンの俯瞰が、人生をシニカルに達観している。
じえり

じえりの感想・評価

3.4
死体見つけても釣りをする人達
いたずら電話をかけまくるケーキ屋
隣人の息子が死んだのにドライな母親

みんながちょっとずつ繋がってる感じは大好き
そしてみんなちょっとずつ狂っててひりひり生きてる
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