chaooon

アナスタシアのchaooonのレビュー・感想・評価

アナスタシア(1997年製作の映画)
4.0
「It’s a perfect ending!」✨
「No.It’s a perfect beginning!!」✨✨

あなたの心の中シアトル✨
アナスタシア✨✨

ロマコメを観たらハートを連発❤️
アクション観たらアドレナリン🔥ドバドバ🔥ヒャッハー連発🤪
コメディ観たら下品なXXXワードを連発🚫
アート作品を観たら高尚ぶってみる🤔
定まらないレビュースタイル✨
秋の空のように変わりやすいコロコロ気質🌀
いつでもレリゴー✨その正体は…!

ミュージカル戦隊🎶
ありのまますぎる人🤪✨
イントゥ・ジ・スカイブルー😘✨
⚠️この場合本来はジではなくザです⚠️

この度、もっち部長率いるミュージカル部に参入致しました✨
2月のお題は『アナスタシア』♬
わがままを言って舞台版を観てからの遅れてのレビューです💦


 ♬〜♬〜♬〜♬〜♬〜♬〜♬〜♬


ロシアの歴史上最後の王朝・ロマノフ朝の崩壊後、20世紀最大の謎として残る『アナスタシア伝説』を下書きにしたミュージカルアニメ♬
本当の自分と愛のあり方を巡った冒険ストーリー✨

まず何より曲が素晴らしい✨
“Once Upon a December♬”から始まるノスタルジックなものから、アーニャが歌う”Journey to the Past♬”エモーショナルな曲、どれも耳に残るメロディ♬

政治的・歴史的な背景を下敷きにしてはいるけど、そこは子供にも観やすいアニメーションとして、ファンタジックな表現に落とし込まれているので、ロシアの歴史を知らなくても、楽しめました♬

特に今作のヴィランとなるラスプーチンは、悪魔に魂を売った邪悪な魔法使い💀🌀
地獄に身を落としても尚、ロマノフ家を呪う🌀
ちょっとこのラスプーチンの存在がとても衝撃的😱
人間の頃の身体の形状を保つのが難しいのか、身体のパーツがちょくちょく外れたり、自分の身体の内部に頭が入ったり、表現が気持ち悪くて斬新過ぎる😱💦
地獄のミュージカルナンバーは邪悪でなかなか良い☠️🔥

悪の力でアーニャたちを死に誘い込む攻防戦は、思ったよりファンタジックな描写にアクションも多め‼️

宮殿に訪れたアーニャが観る幻想的なダンスパーティーのシーンは、色鮮やかで華やかで…どう観てもホーンテッドマンション👻✨笑
ホラー感はないけど、どうしてもそれに見えてしまう👻👻✨✨

懐かしの2Dアニメーションですが、キャラクターも背景の装飾、豪華な調度品などとても写実的に描かれていて、重厚なロシアの雰囲気に合っています♬
後半はパリへ🇫🇷
変わって、色彩溢れる軽やかさで、画面の美しさが引き立ちます✨✨

ヒロイン・アナスタシアはとにかく強く逞しい!
顔立ちもちょっと男っぽい✨
悪に立ち向かう姿は、ドレスは着てはいるけれど、王子様を必要としない新しいプリンセスの姿そのもの✨

そしてレビュー頭に書いた名台詞で贈るラストシーン💖✨✨
そう来るか!と以外な流れに、現代的で小粋なアナスタシアの選択…✨
素晴らしい過ぎました☺️



 ♬〜♬〜♬〜♬〜♬〜♬〜♬〜♬

こっからは長〜い余談

行ってきました!東急シアターオーブ上演の舞台版!
コロナで軒並みイベントや公演中止の最中、奇跡的な観劇となりました😢✨

今作アニメから2016年に舞台化され、2017年にBWで初演✨
北米ツアーやヨーロッパの各国プロダクションでの上演を経て、ついに今回、日本人キャスト版で初演およびアジアでの初演✨
私が観劇した日が、中止期間明けの実質初日となったため、舞台側も、客席側も、待ってました!という熱気が凄かった✨✨
開演から割れるような拍手に、キャストさんたちの熱も高く、また更に拍手が高鳴る👏✨✨

ストーリーの大筋はアニメと一緒ですが、演出はだいぶ違う!!
舞台になったらどうなるかと気になっていた、ラスプーチンの存在や魔術の類い、アクションなど。さあどうなる!?
…なんとラスプーチンがいない😂
まぁそらそうか…。
ラスプーチンのミュージカルナンバーは丸々カット!

ラスプーチンのポジションには、変わって共産主義政権を象徴するソビエト秘密警察のグレブが登場します。
(BWオリジナルキャストはラミン・カリムルー💖)
ファンタジックだったアニメ版と変わって、より政治色やシリアスさが加わった演出に!

1番の盛り上がりを見せるラストの対峙のシーンは、歌と歌のせめぎ合い!魂と魂のぶつかり合いで、重厚なミュージカルとなってます✨
そして現実と伝説のバランスというか、その辺の締め方も素敵でしたね〜♬

それと最先端の映像技術で見せる舞台装置がまた凄い✨✨
セット自体はシンプルな白いアーチ型のモニュメントと、その背面に天井から床まで全面に配置された高精細LEDパネル✨
鮮やかでクリアな映像は、今まで見たことのない美しさで目眩がしました✨✨
全体的にピンクとブルーの色味で彩られ、その2色が作り出す幻想的なバイオレット💖

背景や場面展開は全てパネルの映像で映し出されるので、寂れたサンクトペテルブルク街並み、列車での移動、燃え盛る炎、降りしきる雪の繊細さ、宮殿内の壮麗さ、例のホーンテッドマンションまで、笑。全て表現されていました✨
ホント圧巻❣️❣️
美しく目の前に広がるロシアやパリの世界に惹き込まれて、そこに流れるまた最高の楽曲♬
歌のシーンは人を観ないで、背景含めた全体を観てうっとりしちゃうくらい✨✨

衣装もトニー賞にノミネートされたBWオリジナルのものと、そのまま同じ素材・デザインを使用してオートクチュール!とても豪華でした✨✨

キャストさんも、もちろん凄かった❣️
特に1番のお目当てだったディミトリー役の海宝直斗さんはやっぱり凄かった✨✨
コンサートで2回拝見してましたが、ガッツリミュージカルは今回が初でした!
やっぱり役を通しての歌は全然違って、彼が歌い出すと躍動感と高揚感が一気に高まって、役が息づいていました✨
特に舞台版で追加された”My Petersburg♬”は圧巻で盛り上がりも凄かった✨

アーニャ役の葵わかなちゃんは、ピュアさがありながら芯の強い女性がとても好感が持て、透明感溢れる歌声に癒されました✨
わかなちゃん意外にも歌よりも演技がとても良くて、ホロリとしたシーンも😢
アニメ版は強くてややキツい感じただけど、可愛いいアーニャでした✨

舞台を観に行く前にBWオリジナルキャストレコーディングを聴き込んで予習をしていたのですが、その中で1番楽しみにしていたのが”Land Of Yesterday ♬”
ジャズエイジ真っ只中のパリのモダンさが前面に溢れた、小粋なナンバーでした✨
こちらを歌い踊るのは、元宝塚の朝海ひかるさん✨
現役時代も大好きな方でしたが、久々ダンスを拝見して感動✨

ダンスといえば、割としっかりしたバレエのシーンもあり、見応えもたっぷり!
ダンスリーダーは宝塚の振付などもしてる三井聡さんに、去年末、四季版Catsで華麗なミストフェリーズのターンが凄かった山科諒馬さんも!!

見所タップリで満足でございました😊
公演中止や自粛ムードで観劇を諦める方がたくさんいる中で、後めたい気持ちもありましたが、本当に観れてよかったです😢貴重な体験をできたことに感謝✨
1日でも早い終息と本公演を始めとする、演劇の再開を祈ります🙏✨✨✨
chaooon

chaooon