しゅん

彼女たちの舞台のしゅんのレビュー・感想・評価

彼女たちの舞台(1988年製作の映画)
-
とにかく衣装が最高だ。今まで観た映画のなかでも屈指の素晴らしさ。
謎の多い女演出家が主催する(というか単独で開いている)演劇学校に通う女の子たち。そのうちの4人はひとつ屋根の下で暮らしており、原題のLa bande des qtatre(四人組)は彼女たちのことを指す。
ポルトガルから来た女の子ルシアの緑のセーターと、ボーイッシュなクロードの髪をバックにしてチェックのシャツを着こなす姿が完璧。20人くらいいる女の子が毎回違う格好をしててそれが常にキマってるという奇跡。

キャリアと恋愛という切実な問題に陰謀と人間関係が絡んでく脚本も魅力的だし、重要な事項がさりげなくあらわれるところも洒脱の極み。心地よすぎて何度でもみたい。あまりに贅沢な映画です。
しゅん

しゅん