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リリイ・シュシュのすべてのNomのレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
3.8
鬱映画ではあるが、鬱映画という言葉だけで収束できない美しい作品。

市原隼人と蒼井優の少年少女時代を目撃出来ます。
繊細な時期の少年達の心情の変化、非行に走る成り行きも辛く苦しい。
「最近の若い子は怖い」「何考えてるか分からない」とか言ってましたが、まじでそう
小中学生を舐めては行けない。想像以上に色々な視点で親を見ていたり、深い事を考えていたり、長いものにはやはり巻かれてしまう。そんな社会にゾッとさせられる。そこにあわせて閉鎖的なコミュニティ、田舎、退廃的な映像がよりこの作品に深みを与えている。
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