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リリイ・シュシュのすべてのshinefilmのレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
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学生の頃見てトラウマになってたけど、台湾の漫画家・高妍の「緑の歌」に出てきたのが気になってて、こないだ安くで売ってたサントラCDも何でか買っちゃったから、10年ぶりくらいに見返した。名カメラマン篠田昇さんの撮影がとても美しい。細かい部分は殆ど忘れてるからめっちゃ普通に観れた。イジメやら衝撃的な場面は凄く脳裏に焼き付いてて、気分悪くなるほど当時は生々しかったけど、未だに絶えないイジメのニュースやら映画よりも過酷な現実を目の当たりにしてきたから、あの頃よりも見方が変わったというか、トラウマはなくなってた(良くも悪くも)イッチーも蒼井優も初々しくて蒼くて切ないね。SNS文化の走りとも言える掲示板に、 CDプレーヤーとかやっぱ良いすね。気になってた子にCD貸して、とかしてたやりとりが懐かしい(今は皆どうしてるんだろう?)まぁ非常に悲痛な作品ではあるので、そのヒリヒリとした繊細さに共感するには、年月を重ねてしまったけど、あの頃の不安定さや胸の震えを思い出させる特別な映画だと思う。
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