どこよ

リリイ・シュシュのすべてのどこよのレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
3.8
ストーリーのショッキングさとか、カメラで撮影した映像を見ている入れ子構造みたいな撮り方とか、そういうのはどちらかといえばどうでもよくて、ただひとつ、「あなたにはこんなに狂えるほどいとおしいものがあったか?」という問いだけが突きつけられている気がした。ない、あんなに狂えるまで愛せるものはない、ああわたしには何にもなかったんだ、と思ってそういう意味で虚無感を感じてしまった。

音楽と自分との距離感の話?でもない気がする、音楽によって人が死ぬのは違うからなあ
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