KINJI FUKASAKU FILMS 17/60
スタイリッシュでハードボイルドもあしらった、スパイ風アクション活劇にしたかったのだろうが、若き松方弘樹が、ヤボったいというか、田舎臭い。
そういう所が目に付いて、イマイチ乗り切れない映画でした。
随所に深作監督恒例のシークエンス(ネズミの死骸、ボクサー出身のキャラクターの死に様)などが観られ、『あぁ、やはり深作監督の映画なんだな。』というのが良くわかります。
気になるのは、ゼロ戦(ジョー山中)が死ぬ時の行動が、『血染の代紋(1970)』でケンサンダースが死ぬ時の行動と全く同じというのは、何か意味があるのだろうか?と考えたりもしますが、まぁどうでもいいか。