アメリカコミック界の草分け的存在
ロバート・クラム
彼とその家族を収めたドキュメンタリー
何かのメッセージを込めるでもなく
読み手を意識するのでもなく
ただ
自分の思うがままに書く
それは称賛の声と共に
幾分かの嫌悪も生み出していく
受け入れてくれた時代もそうだけど
出会った人々も含めて
いろいろと運が良かったんだと思う
彼をコミックの世界に導いた兄
彼の影響を受けた弟
一歩間違えれば
彼等のようになっていてもおかしくはなかったのだから
芸術なんて薄い一枚の板切れの下は闇で
いつでも踏み抜けちゃう危うさと隣り合わせなんでしょうね
ポスターが全てを語っている
ただ
これを面白いと言うには
私の感覚は突き抜けていなくて
ラストでやり切れない気持ちになりました