「マニアック・コップ」シリーズでお馴染み(?)ロバート・ダヴィ演じる刑事とブリジット・ニールセン&シンイチ・チバ演じる殺し屋達のバトルを描いた東映も製作に参加の日米合作アクション。昔レンタルビデオ屋で気になっていた作品でした。
それなりに銃撃戦やカーチェイスは有るのですが撮り方や演出が下手なのか迫力が全然伝わらず。シンイチ・チバの空手アクションも控えめでガスバーナーで炙ったり椅子に縛られた警官を吹っ飛ばしてビルから落とす(これは結構インパクト有り)位しか見所が無いのが残念。ハイライトとなる終盤の路面電車のアクションも合成ぽく、誘拐されたショックで喋れなくなった同僚の娘の設定も活かされてない上あまつさえエンディングでフォローするのかと思いきや放置してヒロインといちゃつく始末で脱力不可避。
体も胸も無駄に大きいブリジット・ニールセンも大味な雰囲気でさほど魅力は無く、ジャン=マイケル・ヴィンセントも出演するもすぐ退場。海外で活躍あるいは悪役を演じるシンイチ・チバの勇姿を観たい!というファン以外はお勧め出来ない印象です。