ジョン

スラムドッグ$ミリオネアのジョンのネタバレレビュー・内容・結末

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんの数秒見ただけで軽い気持ちでは見れない映画だと分かった。
基本的には主人公が最終問題までいけた理由を
過去のエピソードを絡めつつスラムの生きる辛さ、
主人公の置かれている状況、ミリオネアに参加した本当の目的
が明らかになっていくスタイル。
辛い人生の中にも何かのヒントは落っこちているんだ。
テンポも良く、見慣れない風景ばっかり出てくるので
基本的に飽きが来ないで見れました。
最後どーなっちゃうんだろう?っていう期待と
恋の行方は?という2重の意味で後半盛り上がってくる事は確か。
↓(ネタばれ)









ラストは賛否両論あるのではないでしょうか。
私は否定派です。彼女と出会えた事は良いんですが、
2000ルーピー獲得した事。これはいらなかった。
そもそも主人公がこのミリオネアに参加した真の目的は彼女を探す(彼女に見つけてもらう)事が目的であってお金ではないはず。
兄はこの番組内であれそうでなかれ主人公から連絡があると思ったからこそ彼女に携帯を持たせて逃がした。
自分の命を犠牲にしてまで。
もちろんそのおかげで彼女と出会えたわけであって、主人公にとってはそれだけで十分だったはず。
仮に彼女が答えを知っていた(テレフォンの時点で)もしくは過去にヒントがあったなら話は分かるが、
そのような確実性が無かったとなると彼の正解は偶然。
奇跡であった。
彼女と出会えた事自体奇跡と呼べるのに、
上乗せでもう一つ奇跡を付けてきた事がなんだかなー。
なんでもかんでも手に入れてしまうことが本当に幸せなのだろうか。
ジョン

ジョン