KARIN

スラムドッグ$ミリオネアのKARINのレビュー・感想・評価

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)
4.1
汚いモノをスタイリッシュに描く
ダニー・ボイル監督の世界観。

残酷で
悲しくて
それでいてエネルギッシュ。

同じ監督作トレインスポッティングを思わせる、ラストへの あの爽快感。
おなじみのトイレへINもあったし…(笑)

番組で問題に答えていく過程と
主人公のこれまでの記憶が複雑に絡み合い、最後にはすべてが重なります。

スラム街での残酷で過酷な生活や
兄弟の絆、愛する女性との別れ…
気がつけば主人公ジャマールの人生に引き込まれ、目が離せませんでした。

今年アカデミー賞にもノミネートされていたデヴ・パテルの演技もがすごく良い、かっこいい!
所々流れてくる、スピード感あふれる音楽も個人的にすごく好きでした。

そしてラストのダンス!!?
なんかラ・ラ・ランドを彷彿とさせる…
まあ最近はどんなダンスシーンを見てもラ・ラ・ランドを思い出しちゃうんですけどね😂(笑)

日本に住んでいる私達が知らない世界を見せてくれる、そして力強く生きることを後押ししてくれる映画でした。
KARIN

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