サノきのこ

笑の大学のサノきのこのレビュー・感想・評価

笑の大学(2004年製作の映画)
3.8
三谷幸喜作品らしい閉鎖空間での笑い
くだらないけど面白い!という劇中のセリフがピッタリ。

誰も傷つけない、小さな笑いがずっと続く心地よい作品でした。

スポットが当たる登場人物も限られており、物語も喜劇の脚本家と、その脚本に難癖をつける検閲官とのやり取りだけ。

笑わない男・役所広司に笑いのイロハを説明するという、まるで笑いの講義の流れもタイトルにかかっていて面白かったですが、何よりラスト。

人の情熱と時代の切なさが見事でした
サノきのこ

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