エアール

消えたシモン・ヴェルネールのエアールのレビュー・感想・評価

3.7
パリ郊外が舞台。

パーティーを楽しむ高校生たちが
会場を抜け出したまたま通った森で
人の死体を発見する。

その約2週間前
シモン・ヴェルネールという男子高校生が失踪してした。
物理の実験室に残された彼の血痕、
なかなか進展しない警察の捜査、
その数日後には
同じクラスにいる別の生徒が姿を消してしまう。

相次ぐ消息不明は
裏でなにかつながりがあるのか、
同級生たちは失踪者たちの行方を捜すのだが…


ファブリス・ゴベール監督のデビュー作品。
主人公のひとり美少女 アリスを演じるのはアナ・ジラルドですね!!

登場人物4人の視点を切り替えながら展開されていきます。
ひとりと視点だと
どうもしっくりこなかったアクションや意味深な発言、しぐさなどが
複数人の視点を組み合わせることによって
まるでパズルのように
おさまるべき箇所にはまっていく感じが
面白かったですね〜
ああ!!なるほど、そういうことだったのねっ、と
ちゃんと腑に落ちてモヤモヤもスッキリに、笑

散りばめられた伏線とやらを
どう回収していくのか、
こっち系が好きな人はきっと楽しめる作品になってるはず!!


突然消えた男子生徒 シモン・ヴェルネール、
彼の友人で、サッカー部に所属するジェレミー、
シモンの彼女で人気者のアリス、
彼もまた後に姿を消してしまう男子生徒のひとり ラビエ、
そして話題の男 シモン。


森の中で見つけた死体、
学校に残された血痕、
あらぬ噂、
物理教師のラビエパパ、
クラスが同じのレティシア、それからラビエも
次々と姿を消す、
サッカー部の監督 イヴとシモンとの間に
なにやら金銭的なやりとりが、
隠れ家、
森の中の空き家、
遭遇、…


クリアな映像には目が奪われ、
青春、ミステリーのバランスも程よくて
個人的には好きな方でした。

アナ・ジラルドももちろん素敵でしたけど
アリスの親友クララを演じたオドレイ・バスティアンも
透明感があっていい感じでした!!
エアール

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