マッサージ屋2号店

十九歳の地図のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

十九歳の地図(1979年製作の映画)
2.0
『さらば愛しき大地』柳町光男監督作品。
新聞配達員で予備校の男が世間への恨みを募らす物語。

本間優二演じる19歳のまさるは住み込みで新聞配達員をしながら予備校生。
蟹江敬三演じる30歳の紺野とは同部屋で暮らす。
新聞の集金で顧客らに見下されるまさるは自分で作った住宅地図にチェックしながら、いたずら電話をかけ鬱憤を晴らしている流れ。

大人でもなく、子供でもないという19歳という年齢がポイントなのでしょう。
新聞を配達される顧客らに小馬鹿にされている事でイライラするまさる。
その鬱憤を公衆電話から相手をかけ脅すという幼稚さ。
なんだこれは?と思ったが、映画を見終わった後色んな人の考察を読んで現代なら匿名性のあるSNSでの罵詈雑言だと同じだと書かれていて納得!

正直なところ、蟹江敬三の演技は見どころありましたが作品自体にどれもこれも同意出来るものが無かったんですよね。
考察を読んで納得はしたけど、これが面白いかどうかは別でして。

私がおじさんになり過ぎて19歳の気持ちを忘れてしまったのかも。