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十九歳の地図のtoshimoviesのレビュー・感想・評価

十九歳の地図(1979年製作の映画)
3.5
新聞配達をしながら予備校に通う19歳の青年がやり場のない怒りを抱えながら生きる、中上健次原作の青春映画の傑作。不条理を正面からしか見ることができない若者から、逃げる術を覚える大人。ラストシーンの意味は深い。不満度×印の地図といたずら電話。毎朝新聞。"僕の手と足で運ぶぞ 世界のニュース。小さな肩に大きな使命 新聞少年"。"うれしい白です ニューダイヤ"。トイレの水漏れ。かさぶたのマリアさま。紺野役蟹江敬三の圧倒的存在感は流石。「どういう具合に生きてったらいいのか、わからないなあ」
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