鍋山和弥

新座頭市物語 笠間の血祭りの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

今作は、生まれ故郷のために、動く、『座頭市』と、生まれ故郷を、犠牲に、金儲けのために、動く、『新兵衛』の対比してみると、面白いが、もし、『座頭市』が、仕込み杖の、居合いの達人で、なければ、ゾッ!とする話でもある。世の中、うまく生きていけるのは、『新兵衛』。信用できる、仲間としては、『座頭市』。『新兵衛』は、商人で、『座頭市』は、ヤクザ紛い。やはり、人を、信用できるかどうかは、ヤクザという、先入観を、持っていては、分からないということだろう。やはり、人を、判断する際は、金儲けできるかどうかじゃ、ありませんね(*^^*)人を、判断する際は、話してからでないと、・・・・(^_^;)やはり、『座頭市』は、恩義を、通す。いくら、金があっても、恩義を、忘れてはならない。忘れれば、人は、金持ちなら、金にしか、釣られない。そうなっちゃ、心の交流が、なくなり、いくら、周りに、人がいても、孤独感に、苛まれるだろう。そのことは、今作には、描かれてないが、正義は、人との触れ合いが、大切だ。どんなに、金持ちでも、どんなに、貧乏でも、恩義は、大切だ。そうしないと、人は、離れていく。心の交流が、あったものは、恩義を、忘れた者に、失望し、心の交流が、無かった者は、金がある内だけ。そう、金の切れ目が、縁の切れ目。金が、切れても、心の交流さえ、あれば、離れていかない。どんなに、貧乏でも、心の交流さえあれば、・・・・。
鍋山和弥

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