このレビューはネタバレを含みます
90点
ほんっとうに1960年台の映画は素晴らしすぎると思う、そのうちの一つ。
バイク事故から始まるシーン。彼の人生の終わりの部分から写すだなんて、切なくて、呆気なかった。
壮大な砂漠の地でラクダに跨るロレンスは美しかった。男なのに、女性らしさもあり、美しくかっこいい。女性は出てこないのに、男女の匂いを感じるのは、監督がゲイだからなのか。
とにかくロレンスに恋するアリの気持ちがすごく伝わってきて切なくなった。
そして、野蛮人を取りまとめるアウダ。
なんだかんだ1番頭がいいんじゃないか、
ユダヤ人っぽさを感じた。(多分違うけど)
この時代にここまでお金をかけて壮大に魅せる、今のハリウッドをつくった時代だったんだなと感じた。
だけど、今の作品よりこの時代の作品に惹かれるのはなんだろう。
無駄にCGを使ったり、加工してないからかな。
本当に映像も綺麗になってて、美しかった。
センスの良さと、美しい景色と、役者のうまさ、時代背景も、全てが兼ね素なった作品。
4時間もあったけど、驚くほど退屈じゃなかった。
ロレンスという人物がどんな人なのか、知った上で見たから尚更感情移入した。この映画に限らず歴史勉強して観たら2倍楽しくなる。