オカルト・ホラー・サスペンス
監督・脚本：ジェフリー・オブロウ

世界を破滅に導く悪魔の化身”という理由から幼い少年の命を奪おうとする新興宗教と、母親と私立探偵の闘いを描いたオカルト・サスペンス。

過激な言動から世間の注目を集める新興宗教。
その「トワイライト教団」は、凶悪な邪教だった。
ある日、あどけない6歳のジョーイと母親クリスティーンは駐車場で奇妙な女グレース・スパイビーと出会う。
女は「息子は悪魔の化身だから抹殺しろ」と言う。
その日からジョーイはグレース・スパイビーを教祖とした新興宗教トワイライト教団に狙われるようになってしまった。
クリスティーンは探偵のチャーリーに助けを求めた。
人を殺すことも平気な恐怖の教団は執拗に3人を追いかける。
逃亡の旅の中で、クリスティーンとチャーリーは惹かれ合い、教祖スパイビーとの最後の対決に挑む・・・という物語。

何の根拠もなく悪の化身と決めつけられた息子。
洗脳され、殺人集団と化した信者たちが息子ジョーイの命を奪おうとやってくる。信者たちの狂気に満ちた表情が超怖い。
クリスティーンが愛する息子を守ろうと命懸けで戦う。
教祖 VS 母親・探偵の死闘が見所。暇潰しにはなる出来かな。

• #オカルトホラー
• #ホラーサスペンス

6才の少年と母は出先から帰宅の際、突如知らない人から｢その子は悪魔だ｣｢幼いうちに抹殺しなければ｣と罵声を浴びせられる。サスペンス作。過激な新興宗教の団体と、幼い息子を守る母、そして探偵の攻防戦が描かれる物語。平穏な2人の生活が侵されていく異様さ、そして狂信者達に襲撃されていく恐ろしさを色濃く描いてます。いわれ無き悪魔の烙印を押され、命を狙われる少年の、物語が進むにつれての状況の変化も見応えがある。

ディーン・Ｒ・クーンツの「邪教集団トワイライトの追撃」を映画化。原作通りの邦題にすれば、集客率は上がっただろうに、勿体ない。しかし、映画はなぜか原作の面白さを回避しているとしか思えない脚本で台無し。監督は「キンドレッド」（86）が唯一の劇場公開のC級ホラー専門のジェフリー・オブロウ。脚本のスティーヴン・カーペンターとは「キンドレッド」でも組んでいる困ったコンビ。
歌舞伎町シネマ2にて