BK477

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのBK477のレビュー・感想・評価

3.7
改めて見るとストーリーはあんまり面白くないという印象だが、

吸血鬼を扱った映画の中では特殊な位置づけにある為、吸血鬼やホラー映画ファンは避けては通れない一作となっている。

それまでの吸血鬼映画は一貫して、人を襲う吸血鬼と対する人間を描いてきたが、たぶん映画史上初の吸血鬼を退治しない話。
永遠の命と引き換えに様々なものを失う吸血鬼の悲哀は勿論のこと
吸血鬼として生きる者の人生観、考え方など内面に焦点を当てた作品。

肉体に変化は無いが、精神は変化するというのも興味深く、
不老不死を扱った作品として、肉体と精神の乖離に苦しむ発想も映像作品では初めてだったのではないか。この着眼点もすごい。

日の光に当たれない・棺桶で寝なければいけないという点は大きな障害にならないと思うが、(恐らく)生き血以外の、飲み物や食べ物を全て接種できないというのは、物凄く苦痛だと思う。

この映画のあと、ルイとレスタトはどうなったのだろう???
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