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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのaoringoのレビュー・感想・評価

4.0
ブラピとトムクルーズの吸血鬼設定というだけで見る価値があるに決まってるのに、なぜかこの歳になるまでスルーし続けてきた本作。

サターン最優秀ホラー映画賞を受賞していたことを調べもののついでに知ったので勢いで観ました。

とにかくトムクルーズとブラピが若くて美しい…。陽のレスタト(トム)と陰のルイ(ブラピ)、どちらもそれぞれに色っぽかったです。

さらには『マリー・アントワネット』のキルスティン・ダンストの子役時代が見られるとは思ってもなかったです。顔が変わってないし演技も素晴らしかった。

ストーリーは、吸血鬼になって数世紀を生きてきたルイが、ふとしたきっかけでインタビューを答えることになり、自分のヴァンパイアとして生きてきた人生を語りだす、というもの。その設定自体も面白いし、どう終わるのかな?って思ってたら最後もなかなか勢いのあるまとめ方でよかったー!

抗えない欲望と倫理観の合間で苛まれ、家族を失った悲しみを何かで埋めようとし、仲間を求めながらも自分の生き方を曲げることはできない不器用さや頑固さなどなど、人間からヴァンパイアになったあとのルイの心情を2時間以上かけて丁寧に描く。けど、長いなーとは感じず、あっという間の時間でした。
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