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仮面/ペルソナのlのネタバレレビュー・内容・結末

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から映像センスに釘付け。

平たく言えば、人格が分裂してしまった女の融合の話、ではあると思うんだけど、
それを圧倒的な映像センスで、不安を煽りながら、単純明快かつ難解に仕上げられる監督、やはり才能か。
( そもそも同一人物かどうかは明確に示されてないし、本当に別人なんかもしれんけど )

難解というのが、やっぱり哲学的な「ペルソナ」として言語化しようとすると完全なる知識不足、みたいなところがあるから、と自分は感じる。

話はどちらかというと単純明快なのに、どうも難解に感じる所以はそこなのだろうか??

哲学的観点から言語化するとどうなるのだろうか?是非とも専門家のレビューを読みたい作品。笑

初見:3.9 like

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・女優の真実を看護師が語るシーン、顔だけ映し出し刻刻と変わっていく表情の見せ方がすごい

・とことん顔を描くよね
「ペルソナ」って人の外側のことだとは思うけど、そもそも「人格としての顔」なら、この俳優さん二人の顔は本体ではない可能性もあるよな〜とか考え始めたらドツボにはまった笑
どちらかの顔かもしれんし、あの合成されたような顔かもしれんし、どちらの要素もあるような顔かもしれん、そもそも劇中でみれるような顔でもないかもしれん。って。笑

・眼鏡の男の子
最初は明確にふたりの顔出してたけど、最後はボヤけてて見えないの、融合したからなのかな?
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