ペルソナという、タイトルにも使用されたカール・グスタフ・ユング(1875 - 1961年)による深層心理用語から、人が社会的な仮面を被りながら生きることと、その仮面の下に隠れている本心との、揺れ動き…
>>続きを読む言語障害を起こしたとある女優とその看護師による異常な関係を描いたスウェーデン映画。
好き、オープニングのシーンからもう何かを確信してしまった気もしたけど、予想通り凄すぎて圧倒された。ストーリー自体は…
「気持ちは分かるわ 本当の自分でありたいと思っているのね いつも自意識に縛られている 他人の目に映る自分との大きなギャップ ”さらけ出したい”と言う激しい欲望 裸にされ 切り裂かれ 無にな…
>>続きを読む映画を観ている際に普段意識しないフィルムという媒質やモンタージュという手法、抑え込まれていた映画史的記憶を観客に現前させるオープニングシークエンス。まるで映画というメディアの透明な「仮面」を剥ごうと…
>>続きを読むやはり、自己の内に存在する他者とその他者に対する加害性の軋轢は、感動や忠告や衝撃を生む。冒頭のモンタージュ、脈絡の欠乏とも捉えられるカットは、むしろ全体としてアイデンティティを確立させないよう機能し…
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