Rily

仮面/ペルソナのRilyのレビュー・感想・評価

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)
4.0
一種の“体験”する映画だと思う。解釈も人それぞれだろう。白黒映画だから色は当然、白と黒。それなのに、さらに奥に白と黒があるような感じ。感覚的だが、無限に続く合わせ鏡状態。光と影、表と裏、内と外。相反しながらの共存。鑑賞中は頭フル回転でちょっと疲れたな。

数々の作品や監督の原点であろうこの作品を観てしまうと、あれやこれも観直したくなる。私のように心がすさんでしまった人なら、この“体験”に面白みを感じるのではないでしょうか。綺麗な心を持っていると難解に思うかもしれません。
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