カトコウ

敬愛なるベートーヴェンのカトコウのレビュー・感想・評価

敬愛なるベートーヴェン(2006年製作の映画)
4.2
モーツァルト(とサリエリ)ならアマデウス
ベートーヴェンなら今作
と並べてもいいくらいな音楽家伝記映画

でもヒロイン的女性は架空…だがいいアクセント

正直芸術家の晩年を描いた作品は
人間臭さはありつつも、どちらかというと狂人変人異人
常人には理解できない人物として描かれがちで
鑑賞してる側がやや取り残されていたり

晩年の苦悩がからむせいで重苦しかったりする
が、今作はそこまで重くなく

ベートーヴェンも変人だけど
描き方も人間臭さの方が勝っている

その相手役の女性の存在が本当に活きている
見せ場のオケのシーンは見もの
カトコウ

カトコウ