ぼっちザうぉっちゃー

エル・マリアッチのぼっちザうぉっちゃーのネタバレレビュー・内容・結末

エル・マリアッチ(1992年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『デスペラード』がシリーズものと知って鑑賞。

笑っちゃうくらいのギラギラの演出と、しかしいたって真剣で深刻な状況が面白い。
ソッコーでチンコロする宿主に顎でマッチ擦られる下っ端などギャグ気味のキャラたち、そしてモブの挙動のコミカルさや親玉の脱力感で、全体的にどこかユルさが漂っているのも良い。

めちゃくちゃ目が綺麗なヒロインの、その長髪と女王気質な様子が主人公の軟派な雰囲気と相性が良かった。なんか若いころのマイケル・キートンみたいだったなそういや。

勘違いと取り違い、三角関係というキャッチーな展開を軸にしながら、
エンディングは愛とギターを喪失し、武器を手に孤高に旅立つという険しいものであるのがなんとも古臭い哀愁だけど結局嫌いじゃない。