こちらはスピルバーグ監督によるリメイク版で原題は“War of the Worlds”。
原作およびリメイク元のタイトルとの違いは、頭に“The”がついてないところ。
ずいぶん長い間観るタイミングを逸してきて今頃ようやく新旧作品を連続鑑賞。
気づけば本作公開からはもう20年も経過。いやはや。
スピルバーグ監督作は『ジョーズ』から『オールウェイズ』までは公開時に全てリアルタイムで劇場鑑賞、その後はちょっと飽きてきてパラパラとしか観なくなり本作もスルーしてました。
本作はスピルバーグとトム・クルーズの『マイノリティ・リポート』に次ぐタッグ。
賛否割れてるようですが、公開時はトム・クルーズ最大のヒット作となったとか。
オープニングは旧作と同じくナレーションから(声:モーガン・フリーマン)。
主人公は旧作では科学者でしたが、本作では一般市民でしかもバツイチのダメ親父。
ダメ親父と言ってもトム・クルーズ(当時43歳)ですから不自然にイケオジですが。
で、このダメ親父が元妻の旅行時に子供たちを預かった矢先に運悪く火星人が襲来!
『未知との遭遇』『ET』の友好的な異星人とは真逆の極悪火星人による地球侵略が始まります。
スケールも容赦の無さも絶望感も旧作を遥かに凌ぐのはさすがスピルバーグ。
人がもう一瞬にして死ぬわ死ぬわ。
主人公が家族を見捨てたかにも見える『未知との~』のラストを後悔したらしいスピルバーグは、本作では主人公に最後まで必死に家族を守らせます。
『トップガン』でほぼ端役だったティム・ロビンスがトムと再共演。やはりかなりの身長差。
娘役の当時11歳だったダコタ・ファニングは、この時の縁で30歳すぎた今でもトムから毎年誕生日プレゼントをもらっているとか。
私は前年公開の『ターミナル』あたりよりもこちらの方がシンプルに楽しめました。