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宇宙戦争のHKのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
3.5
こちらはスピルバーグ監督によるリメイク版で原題は“War of the Worlds”。
原作およびリメイク元のタイトルとの違いは、頭に“The”がついてないところ。
ずいぶん長い間、観るタイミングを逸し続け、今頃ようやく新旧作品を連続鑑賞。
気づけば本作公開からはもう20年も経過。いやはや。

スピルバーグ監督作は『ジョーズ』から『オールウェイズ』までは公開時に全てリアルタイムで劇場鑑賞、その後はちょっと飽きてきてパラパラとしか観なくなり本作もスルー案件。
本作はスピルバーグとトム・クルーズの『マイノリティ・リポート』に次ぐタッグで、公開時はトム・クルーズ最大のヒット作だったとか。

オープニングは旧作と同じくナレーションから(声:モーガン・フリーマン)。
主人公は旧作では科学者でしたが、本作では一般市民でしかもバツイチのダメ親父。
ダメ親父と言ってもトム・クルーズ(当時43歳)ですから不自然にイケオジですが。
で、このダメ親父が元妻の旅行時に子供たちを預かった矢先に運悪く火星人が襲来!

『未知との遭遇』『ET』の友好的な異星人とは真逆の極悪火星人による地球侵略。
スケールも容赦の無さも絶望感も旧作を遥かに凌ぐのはさすがスピルバーグ。
人がもう一瞬にして死ぬわ死ぬわ。
そして、主人公が家族を捨てたかにも見える『未知との~』のラストを撮った後で後悔したというスピルバーグは、本作では主人公に最後まで必死に家族を守らせます。

『トップガン』でほぼ端役だったティム・ロビンスがトムと再共演。やはりかなりの身長差。
娘役の当時11歳だったダコタ・ファニングは、この時の縁で30歳すぎた今でもトムから毎年誕生日プレゼントをもらっているとか。
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