HKさんの映画レビュー・感想・評価

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マーニー(1964年製作の映画)

3.3

先日観た『わらの女』繋がりで、ショーン・コネリー主演の観てない作品をセレクト。
ヒッチコックと全盛期のジェームズ・ボンドの共演。
本作は『わらの女』『007/ゴールドフィンガー』と同じく1964年公開
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殺しを呼ぶ卵 最長版(1968年製作の映画)

3.3

先日観た『わらの女』のジーナ・ロロブリジーダ繋がりでU-NEXTで見つけて観賞。
かなり怪しいタイトル、なかなかのインパクトのジャケ写。
伊原題“La morte ha fatto l'uovo”、英
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シャンプー(1975年製作の映画)

3.3

未見だったハル・アシュビー監督作。
当時プレイボーイで名を馳せたウォーレン・ビーティー(当時38歳)がまるで本人そのままの女好きの美容師を演じ、お相手のゴールディー・ホーン(当時29歳)、ジュリー・ク
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ギャンブラー(1971年製作の映画)

4.0

ロバート・アルトマン監督が撮った2本の西部劇のうちの1本。
もう1本の『ビッグ・アメリカン』と並びアンチ西部劇とも言われる作品。
実はかなり前に1度観ており、ちっとも面白くなかった記憶ながら、今回あら
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私にふさわしいホテル(2024年製作の映画)

3.2

こちらも劇場予告でちょっと気になっていたんですが、配信が始まったので鑑賞。
まあだいたい予告編の通り、昔の東宝の喜劇〇〇シリーズのノリというか、ドリフのコントとか昭和のベタなギャグ路線のバカバカしいけ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

公開時に劇場で予告編を見てとても面白そうだった記憶があり、CSで放送してたので1年以上も経ってようやく録画鑑賞。
・・・あれ、思ったほど面白くない。
いったい何が私の期待と違っていたのか。

思ったよ
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HERE 時を越えて(2024年製作の映画)

3.6

私がロバート・ゼメキスの新作を劇場で観るのは『マーウエン』以来。もう5年以上前か。
この監督の作品もムラがあるのであまり期待し過ぎず慎重に鑑賞。
相変わらずVFX大好きみたいだし、また今回は変わったこ
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終わりの鳥(2024年製作の映画)

3.6

死神と言えば、顔はドクロ、黒いフードとローブに大鎌を持ってるのが定番ですが、本作の場合はでかい鳥。いや、大きさは伸縮自在。
しかも喋るし笑うし歌うカラフルなインコみたいな鳥。
劇場予告を見てかなり気に
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マインドハンター(2004年製作の映画)

3.3

また訃報。ヴァル・キルマー享年65歳。早い。合掌。
あまり出演作は見てませんが『バットマン フォーエバー』のバットマンと『トゥームストーン』のドク・ホリデイ役は印象的でした。
本作は未見の作品からラン
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ザ・ラスト・ウェーブ(1977年製作の映画)

3.3

リチャード・チェンバレン死去(享年90歳)の報を聞き未見の本作をセレクト。
失礼ながらまだご存命だったんですね。合掌。
私の印象に残っているのは『三銃士』『四銃士』のアラミス役の他は『タワーリング・イ
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わらの女(1964年製作の映画)

3.6

仏のカトリーヌ・アルレー原作の有名ミステリーを映画化した英米合作。
老齢でわがまま三昧の専制君主のような大富豪の財産を狙い、その秘書と看護師が密かにある計画を実行しますが・・・
ラストがちょい惜しい感
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探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!(1982年製作の映画)

3.5

こんなタイトルの映画あったな~とCS放送で見つけて録画鑑賞。
画面サイズはスタンダード、画質はレンタルビデオの古いVHS並みの粗さ。
このジャケ写のDVDも現在廃盤とか。
でもコレ、80年代の香りプン
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.0

日本じゃ公開されたばかりなのに、もうアマプラ配信?と思ったらアメリカでは1年以上前に公開されてました。詳しい事情は知りませんが。
私はジェイソン・ステイサムにはとくに思い入れもなく、内容も観る前から大
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.3

仕事帰りにIMAXの上映開始時間にちょうどよかったので久々に贅沢してIMAX鑑賞。
韓国のポン・ジュノ監督によるロバート・パティンソン主演の新作アメリカ映画。
何度死んでもクローン再生され実験台として
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Away(2019年製作の映画)

3.0

『Flow』の若きラトビアのクリエイター、ギンツ・ジルバロディスの長編アニメ第1作。
こちらもセリフは一切なしのファンタジー路線。
しかも1人で監督・撮影・編集・音楽のすべてを担当して3年半かけて製作
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Flow(2024年製作の映画)

3.3

劇場予告を見たときにあまり好きなタイプの絵ではないなと思いつつも、たくさん賞を獲ってるし(←ミーハー)、またも仕事帰りにピッタンコの上映時間だったので観て来ました。
最近は2時間半以上の映画が多くて会
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.2

政治と宗教の映画は苦手なので迷いつつも、仕事帰りの時間ピッタリだったので劇場へ。
観て正解でした。これは面白かった。
ここで描かれるさまざまな疑惑や陰謀、差別に足の引っ張り合いなどの醜い争いは、何も宗
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ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

3.2

『タバコは咳の原因になる』があまりにもバカバカしくて、くだらなくて大好きだったので、他にもカンタン・デュピュー監督の作品が配信されてないか探したら、ありました。
前からちょっと気になっていたタイトルで
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タバコは咳の原因になる(2022年製作の映画)

3.5

ジャケ写を見て人形アニメかなと思って見始めると普通(?)の実写作品。
もう一度よくジャケ写を見ると実写のキャラを頭デッカチに加工してるだけでした。
で、この5人の名は“ベンゼン” “アンモニア” “メ
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火宅の人(1986年製作の映画)

3.5

いしだあゆみ追悼で『夜叉』に続き鑑賞。
作家の檀一雄が自信をモデルに書いた浮気文学として名高い同名小説の映画化です。
愛憎劇は苦手路線なんですが、本作は意外やなかなか楽しめました。
“火宅”とは仏教用
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夜叉(1985年製作の映画)

3.0

いしだあゆみ(享年76歳)追悼。最近なんだか追悼してばかり。
私が物心ついたときからTVの歌番組やドラマで人気の歌手であり女優さんでした。
昔、親戚宅にあった「ブルー・ライト・ヨコハマ」のレコードも思
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マルコムX(1992年製作の映画)

3.3

本作にもKKK(クー・クラックス・クラン)がチラっと出てきました。
ジャケ写は十字架じゃなくてXですが。
スパイク・リー監督による200分越えの社会派ドラマの本格派大作。
しかし、やっぱり私は政治色と
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クランスマン(1974年製作の映画)

3.3

もちろん、スーパーマンとかアイアンマンとかのヒーロー映画ではありません。
クランスマンとは、あのKKK(クー・クラックス・クラン)団員のこと。
『ブラック・クランズマン』のクランズマンですね。この邦題
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.7

ジーン・ハックマン追悼シリーズのラスト。
これまで敢えて代表作を避けて未見の作品ばかり選んできましたが、最後は劇場公開時リアルタイムに観た名作ながら、全く内容を思い出せない本作をセレクト。
で、36年
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スーパーマン4/最強の敵(1987年製作の映画)

3.0

ジーン・ハックマン追悼、未見の作品シリーズその5。
このシリーズⅢまでは観てますが、Ⅳは観たかどうか自信のないまま鑑賞。
全く記憶に無いので初見でしょう。たぶん。
Ⅲでは登場しなかった悪の天才レックス
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ボディ・バンク(1996年製作の映画)

3.5

ジーン・ハックマン追悼、未見の作品シリーズその4。
今回のハックマン(当時66歳)は得意技のひとつである影の黒幕でラスボス。
主役は元ロマコメのプリンスで最近はチャラい悪役が多いヒュー・グラント(当時
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キャノンズ(1990年製作の映画)

3.0

ジーン・ハックマン追悼、未見の作品シリーズその3。
ジャケ写の軽薄な赤いスタジャンのハックマン(当時60歳)が前から気になってました。
刑事モノのコメディでハックマンのバディはなんとダン・エイクロイド
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ムースポート(2004年製作の映画)

3.4

ジーン・ハックマン追悼、未見の作品シリーズその2。
今度はハックマン(当時74歳)最後の映画出演となった約20年前の作品。
デビュー作と同じくこちらも日本劇場未公開。
90年代の作品ですが、むしろ70
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リリス(1964年製作の映画)

3.8

約20年前に俳優業を引退、先月95歳で亡くなったジーン・ハックマン追悼鑑賞その1。
代表作はたいがい観てるので、あえて未見の作品を何本かセレクト。
本作は日本劇場未公開のハックマン(当時34歳)の映画
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プレゼンス 存在(2024年製作の映画)

2.2

ソダーバーグ監督の、全編を幽霊目線で描いた新感覚のホラーということで、どんなものを見せてくれるのかと期待して初日の仕事帰りに鑑賞。
ところが・・・私には残念ながら何の新鮮味も面白味も無いつまらない作品
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.5

パルムドールとアカデミー作品賞を両方受賞した(『パラサイト』以来?)話題の作品。
私の苦手な恋愛モノっぽいのでスルーする予定でしたが、仕事帰りにソダーバーグの『プレゼンス』を観ようとしたら、待ち時間に
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オール・ザ・キングスメン(2006年製作の映画)

3.4

「悪から善は生まれる」
1949年のアカデミー作品賞他3部門受賞作のリメイク。
旧作を見た後、同じU-NEXTで配信されていたので比較鑑賞。
おっと、こんなに豪華キャストのリメイクだとは知りませんでし
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オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

3.2

先日観た『大統領の陰謀』の原題“All the President's Men”が本作のタイトルをもじったものだと思い出して、1949年のアカデミー賞3部門(作品、主演男優、助演女優)受賞の本作を初鑑>>続きを読む

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.2

スピルバーグの『ペンタゴン・ペーパーズ』を初めて観たら、ラストシーンが本作のオープニングと繋がっていてビックリ。こんな趣向だったとは知りませんでした。
ということで、U-NEXTで本作も配信していたの
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.7

公開後これまで7年間スルーしてきたスピルバーグ監督作を観賞。
主演はメリル・ストリープ(当時67歳)、トム・ハンクス(当時61歳)の大御所2人。
さらに、ボブ・オデンカーク(『Mr. ノーバディ』)や
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TATAMI(2023年製作の映画)

4.0

モノクロ・スタンダードの画面、和太鼓のBGM。そしてこのタイトル。
最近見た劇場予告の中でも異彩を放っていた本作を観て来ました。
主人公は女子世界柔道選手権に挑むイラン代表選手。
ウェットスーツみたい
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