「失われた週末」
第18回アカデミー賞作品賞及び第1回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。アルコール依存症を題材にしたドラマ。
アルコール依存症をエンタメに落とし込んでいて面白いことは面白いと思います。実際、この作品が賞を受賞してたくさんの人に観られることで少しでも依存症の人を減らせたかもしれません。
しかし、主人公の依存症故に他人に迷惑をかけたり、その主人公を周りの人が悉く許してしまったりとイライラと居た堪れなさを感じる作品でもあります。そのような映画が苦手な人にはおすすめできないかもしれないです。
本作をどの様な人に勧めると言われたらやはり、アルコール関係の悩みを抱えている人でしょうか。僕は生涯禁酒宣言をしているので、全くの他人事なのですが、この問題で悩んでいる人は多いでしょう。
アルコールが自分1人の問題ではないことを自覚させてくれる映画だと思います。アルコールを少しでもやめたいという自覚のある方にはぜひおすすめです。